遊☆戯☆王R 伊藤彰

遊戯王熱が冷めぬまま、既刊の4巻を一気に買い集める。フツーはこういう外伝モノって元のイメージが崩れるのがイヤで敬遠しがちな性質でして、しかも作者交代っつーのはどう考えても不味いだろうーと、手を出すか躊躇われていたのですが、アレ?これすごくおもしろくね?
いやいやいや、というか、作者は高橋和希氏の元アシスタントらしいンですが、ここまで高橋先生の画風そのままで描けているのが素直にスゲェ。つーか、作画高橋和希でクレジットされてたら、素人目には全く分かりませんよ。オレも多分気付かない。
あえて、違いを挙げればなんだろう?本家より若干スマートになった感じなのかな?アメコミ度が減少?杏子を始めとした女の子の描き方は伊藤氏の方がかわいくて好き。ただ、一部のキャラの目の描き方には少し違和感も。特に社長。あと、コマのつながりが強引なところもちらほら。まあ、週刊連載と月刊連載ちゅう制約の差のような気もしますし、本家の遊戯王のファンならスッと入ってけますね。
ストーリー的にも、序盤は少し駆け足な感じでしたが、総じて違和感なく、むしろ本編を補完していてすばらしい。個人的には、何故か大のお気に入りの元全米チャンピオン、バンデット・キース氏の再登場がかなりうれしいなぁ。実は、ある意味主人公よりも主人公らしいと評判の城之内クンのライバルキャラとして相応しい人物でもありますからねぇ。城之内vsキースが読める5巻が待ち遠しい限り。ホンとキース解説キャラじゃなくて良かったね!!(どうしてかキースには解説キャラのイメージが付きまとう。キースの扱いの良さに嫉妬)
相変わらず、カードゲームの方のルールは殆ど把握してないので、残念ながら深く入り込めないのですが、遊戯王でよもや、「手札事故」なんて言葉をお目にかかるとは思ってもみてなかったので、そういう意味でも必読(なにが)。
追記。東雲太郎版「キミキス」3人目のヒロインは祇条深月&アニメ化決定!!
という事で予想は大ハズレー。しかし「く、くやしい、でも(ry」な自分もいるので無問題。こうなったら東雲先生には全キャラやってもらえることに期待ですね。無論柊含め
そしてやっぱり進行してたのか、アニメ!!ブラボーーーー!!!監督がカサヰケンイチ氏ということですが、やっぱり「ハチクロ」と「のだめ」の監督というイメージが強いですね。そういった意味ではキミキスの叙情感と変態性を表現するには適任かも。マジ期待。

遊☆戯☆王R 4 (ジャンプコミックス)

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